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最初が肝心

2017-05-08
今日からまた通常モードですね。新中1生はいよいよ文字式が始まる月に突入!

私が新中1生を担当するときにいつも心掛けることは4つあります。

1.授業中、ミスしたところは後で確認できるようにしっかりと赤で直させる。
小学生は丸が大好き。ミスしていても消しゴムで消して丸をつける。小学生気分が抜け切れない新中1生もその傾向が顕著です。子供は親の喜ぶ顔がみたいものです。よくご父母の方から「うちの子はいつもノートでは丸ばかりなのに、テストでは点数が取れない。原因がわからない」という相談を受けますが、多くは、前述したことが原因です。親も子供が丸の方がうれしいですよね。しかし、子供の意識を変えるには、「バツの重要性」をしっかり親御さんが伝えることです。
「こんなにバツだったんだ。今後の伸びが楽しみだ!」

2.数式の「=」は問題の計算式の下へ書いていく。
ほとんどの生徒が問題の計算式の横にずっと「=」を続け、一行で答えを出す。
日比谷高校をはじめ、記述式の高校入試の場合、一つの設問について解答用紙を縦に分割しているため、横につなげて式をかく習慣をつけてしまうと、途中式が枠内に入らない。

3.宿題の提出をする際、ミスしたところは途中式を含めて直すのは当然、。さらに「なぜ、ミスしたのか」を自分の言葉で残させる。これをしっかり行っている生徒で平均を下回る生徒は見たことがありません。

4.答えが合っていても、途中式が違う場合は必ずもう一度解かせる。
これは生徒が一番嫌がることですが、きちんと理由を伝えた上で直しをさせると、生徒も納得します。

今年は2.と3.の良い見本例を、カラーコピーで生徒に配り(経費がかかってすみません。。。)、できていない生徒には即注意しました。結果、途中式をめちゃくちゃに書いていた生徒のほとんどが、次の週には「別人のノート?」と思うほど、劇的に変化しまた。

自分の「型」が確立されていない早い時期ほど修正が可能なのです。

今月も、内容はもちろんですが、いろいろな習慣付けに主眼を置いて指導するつもりです。何事も最初が肝心。実際、途中入会の生徒ほど「自己流からの脱却」ができないため成績が伸びず、良い結果が残せません。

こればかりは独学や、映像授業ではできない、「ライブ授業」の強みだと思います。

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自分との心理戦

2017-01-18
いよいよ本格的に入試がスタートし、昨日は、市川高校などで入試が行われました。

市川高校では理科が入試科目に加わりました。各大問の最後の設問が難しくなっていましたが、全体的な難易度は、関西などの私立高校に比べてそれほど高くありませんでした。

塾技理科が目指した、「理科は暗記ではなく、なぜそうなるかを理解しながら学ぶことが大切」ということがわかる設問もあり、良問が多かったと思います。

そして数学。これはなかなか難易度が高かったのではと思います。

私立高校では珍しく、証明や考え方の記述もあります。

また、大問2も、傍心を知らないと戸惑うかもしれません。

ここで重要なことが試験中の自分との心理戦。

記念受験とかではない限り、その高校の過去問も十分行い、合格できる力があるからこそ受験をしているわけです。

そんな中、自分だけがわからず、得点できないということはほとんどありません。

自分が難しいと感じたら、必ずみんなも難しいと感じているはずで、平均点も低くなるはずです。

合格者平均点は、公表されていないところほど大きく動くものです。

ところが多くの受験生は、「自分だけができないのでは」と思ってしまいがちです。

「失敗した」と思ってしまうと必ずそれ以降の科目にも響いてしまいます。

難しかったからきっと平均点も低く、差はあまりつかない。他の科目でがんばろう!

こう思えるかが合格をつかめるかどうかのカギとなります。

受験生のみなさん。試験中の自分との心理戦に打ち勝ち、是非合格を勝ち取りましょう


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都立受験の大きな変更点(現中2生)

2016-11-02
この間、中2生の授業報告会が行われました。

授業報告会では入試の変更点なども随時お伝えするのですが、やはり注目すべき情報は都立グループ作成高校の入試制度の変更でしょう。

「進学指導重点校グループ(日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立)及び進学重視型単位制高校グループ(新宿・墨田川・国分寺)は、入試問題を従来の自校作成の形に戻し、各高校が求める生徒を選抜できる問題をそれぞれの高校ごとに作成する。
これに対して併設型中高一貫教育校グループ(白?・両国・富士・大泉・武蔵)は、今後もグループ作成問題入試を継続していく。」

つまり、現中2生が受験するときから、日比谷高校や新宿高校などではグループ作成問題がなくなり、以前行われていた各校が作成する入試問題が復活するということです。

昨年の日比谷高校などは、数学の受験者平均点が60点を超えるものとなりましたが、自校作成問題が復活すると、それまで通りの50点前後になるものと思われます。

では数学の対策はどうしたらよいか?私なりに考えがありますが、それについてはまた来年のブログでお話ししたいと思います。と言いますのは、今お話ししても3年生の9月以降にならなければ実行できないからです。

自校作成問題の高校を受験予定の現中2生が現在実行できる対策としては、「理科の強化」です。といいますのは、自校作成高校の理科の受験者平均は毎年80点前後であり、ここで1問間違いの96点をとることができれば、確実に合格に大きく近づけるからです。(都立高校の理科は近年、難化傾向にあるため、レベルの高い都立共通問題の高校を受験する場合も同じことが言えます)

この対策は今からできますし、確実に志望校に合格したいなら今からやる必要があるのです

普段、Z会で理科を受講している生徒さんはそれだけで十分です。問題は、普段、塾で理科を受講していなく、学校のレベル以上のことをしていない生徒さんです。

理科は数学のように、例えば中3生の範囲である三平方の定理を知らなければ解けない過去問が多く出題されるということはあまりなく、各単元ごとの内容さえ理解できていれば解ける問題が多く出題されます(例えば中1分野の二酸化炭素や水素の発生に、中3分野の中和をからめた問題などもありますが、数学ほど多くはありません)。

つまり、学校で習った単元は、今のうちから入試問題レベルの力をつけることができるのです。高校入試理科塾技80などはまさにうってつけの教材です(宣伝です!)。特に無料補充問題では、東京都の問題を多く取り扱っています。(11月2日更新:塾技7)

同様に、社会の強化も必要です。教材としては、「文英堂 実力メキメキ合格ノートシリーズ」がお勧めです。

自校作成問題が復活しますと、日比谷高校や戸山高校などは確実に入試問題の難易度がグループ作成時代より上がります。

中3の夏休み明けまでにどれだけ理・社を入試レベルまでもっていけるか。
じつはこれが合否を左右する大きな鍵となります

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理科の出題分析表

2015-12-22
理科の過去問を解いたら絶対にして欲しいことは何だと思いますか?

正解は、

過去問の出題分析

“そんなこと当たり前”という声が聞こえてきそうですが、ここでいう分析とは、去年こんな問題が出てたなーといったあいまいなものではなくきちんとデータ化することです。

理科ほど何が出題されるかが簡単に予想できる科目はありません。たいていの場合、3~4年位を1周期として出題分野がくり返される為(例えば千葉県の「天気とその変化」のように、都道府県によっては毎年同じ分野から出題しているところもあります)、7年分の過去問分析をしっかり行えば、分野はもちろん、

ずばり問題まで的中!

なんてこともざらにあります。

私が今まで生徒の為に分析した都道府県では、毎年最低でも半分位出題分野が当たっており、一番すごかったときは、的中率80パーセント越えという年もありました。

ここで、読者の皆さんに私が使用していた分析表のフォーマットを大公開!

理科出題分析表 (A4、横設定で印刷を)

分析表見本(A4、横設定で印刷を)

分析表見本として具体例をあげてみました。出題分野に○をつけるだけでなく、できれば分析表見本のように細かく何が出題されたかまで書き込んでいくとさらに良いです。

分析表をつくって出題可能性が高まっている分野の問題を徹底的にやり込めば、かなりの確率で高得点が取れます。分析の精度が高ければ高いほど合格率は上がります。

当然、全ての分野をまんべんなくやり、どんな問題が出題されても大丈夫という状態が望ましいことはいうまでもありません。

でも実際、数学や英語といった強化にどうしても時間が取られ、そこまで手が回らなく、全ての分野があやふやで入試をむかえることになってはそれこそ意味がありません

できれば勉強の合間に友達と一緒に分析表をつくり、ゲーム感覚で予想を立て、楽しんでみて下さい。

※今年の受験生に塾技理科80が間に合わないせめてもの償いに分析表を徹夜でつくりました。「ああ、原稿の締め切りが・・・。」という状態ですが、受験生のみなさんに比べたら楽なものですよね(笑)

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入試変更点

2015-12-04
大変ご無沙汰しております。
もうこのブログの存在を覚えている方はほとんどいないと思いますが・・・。

来年6月出版予定の原稿、

高校入試塾技理科80」 「中学入試塾技理科100

がようやく完成に近づき、ほんの少しだけ余裕ができましたので超~~久しぶりにブログを更新させて頂きます。
塾技理科についてはまた次回お話しをし、今回は、来年以降の入試の変更点などについてお話ししたいと思います。

実は、本日、Z会の講師が大教室に勢ぞろいして行われるミーティングがありました。
そこではいろいろなことが話し合われるのですが、来年度以降の入試変更点は皆様にも是非知って頂きたいと思い、ブログをかきました。

東京都共通問題における変更点
来年(現3年生)の入試から本格的にマークシートが導入されます。
ここで注意それは、「分数のマークの仕方」です。

例えば、答えが8分の27という場合、どうやってマークすると思いますか?
正解は、2」「7」「8」の順です。
気をつけないと、「8」「2」「7」の順にマークしてしまいますよね。実際に、このミスはよくあるということです。

そしてもう一つ。
マークは0~9までということです。
「え!当たり前」と思われるかもしれませんが、この並びがくせもので、左から0、1、2、・・・の順にならんでいるため、「1」をマークするとき、一番左ではなく左から2番目にマークすることになります。

マークシートの解答用紙の例や、サンプル問題が東京都のホームページに掲載されていますので、都立共通問題を受験予定の人は必ず目を通し、マークの練習をしましょう。

ちなみにZ会では、実際に解答用紙も本番と同じ形式の物を使った直前演習講座3CKがあります。是非活用して下さい。

サンプル解答用紙など

※都立高校は現在改革の最中です。11月26日に東京都から今後の改革の骨組みが発表されました。興味深い部分は、「理数アカデミー(仮称)」の取組(中高一貫教育校のうち1校で6年間を見通した系統的な理数教育を推進)と 医学部等を進学希望する生徒による「チーム」の結成(進学指導重点校のうち1校において、医学部など進学希望を同じくする生徒同士でチームを結成。3年間一貫した育成プログラムを実施)です。例えば戸山高校が医学部進学希望チーム作成高に選ばれたとしたら、医学部志望者は戸山高校を第一志望にするとよいなど、将来を見据えた志望校の決定ができます。今後の東京都からの発表を注目しましょう。

千葉県私立高校入試変更点
①東邦大付東邦高校が現中2生から高校募集を停止(現中3生が最後の募集)
②市川高校が現中2生から前期入試を5教科に(後期入試は3教科のまま)
③昭和秀英高校現中2生から5教科入試に

これで、千葉県私立の御三家(渋谷幕張・市川・昭和秀英)はすべて5教科入試になります(渋谷幕張の後期と市川の後期のみ受験する場合はこれまで通り3教科)。

公立にも私立にも同時に一冊で対応できる理科の参考書は存在しません。
でも大丈夫!塾技理科は一冊で対応できます!!(宣伝です)

埼玉県立高校
①平成29年度入試(現中2生)から、理科・社会の時間40分から50分
②数学・英語に取り組みやすい問題を増やす。かわりに学校の判断により、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査(「学校選択問題」という。)を実施することができる。

①から言えることは、理科・社会がこれまでより難化するということです。
②から言えることは、これまでかなり難しかった数学は易しくなるということです。ただ、浦和高校など難関高校受験者にとっては、「学校選択問題」の対策が必要になってくると思われます。

神奈川県立高校
変更点というより入試情報となりますが、神奈川県は、日本の都道府県の中でも入試の難易度が低い県でしたが、ここ3年で様変わりし、理科に至っては、昨年度の平均点が何と37.4点、横浜翠嵐高校の合格者でさえ70点台がいいところという入試になってきています。

残念ながら今年の3年生には塾技理科が間に合いません。
Z会では、「神奈川県公立・合否を分ける正答率30%以下の問題を徹底攻略」という単科講座を新しく開講しました。上位校志望者は是非活用して下さい。

以上、入試の変更点でした。

今後も何かお伝えすべき情報が入りましたら、お知らせしたいと思います。
現在は塾技理科の原稿の締め切りに追われていますが(体重がここ1年で7キロ減った・・・)、それが終わりましたらまた更新しますので、見守ってやって下さい。

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Author:数学研究所
「塾講師が公開!わかる中学数学」のサイト運営者。
受験生を第一志望合格へ導きます。

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