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「新中1生」~数学でつまずかいないために~

2011-04-05
新中1生のみなさん、4月からいよいよ
算数」から「数学」へと世界が広がります

しかしなぜ他の教科は名前が変わらない(国語は中学に入っても国語だよねー)のに、数学だけは名前が変わるのだろう。
それは「算数」が数を算ずる、すなわち計算することを主眼にしているのに対し、「数学」は数を学ぶ、ということに主眼をおいているからなんだ。
では“数を学ぶ”とは?

以前こんなことがありました。
中2になって初めての講習で、中1の計算力が身についているかの確認テストを行いました。
すると、1人の生徒がほとんど手つかずの状態で答案を出してきたのです。
その生徒は中2になって初めて塾に通い始めた生徒でした。
授業後、早速呼んで話をしました。

私「数学は苦手?」
生徒「苦手」
私「特にどこら辺がわからない?」
生徒「何もかもわからない」

そこで私は1つ1つをさかのぼって、いったいどこにつまずいているかを探していったのです。
すると、1時間後位にやっとわかったのです。
生徒「なぜ(-)×(-)が(+)になるのかわからないよ」
そんな生徒に対し、そのときの先生は“とにかくマイナスを2回かけたらプラスになるんだ!”と教えていたそうです。そうして生徒はそれがどうしてなのかわからないまま、そこからずるずると数学が嫌いになったということでした。

(-)×(-)は(+)だから、例えば(-2)×(-3)=+6になる。
これは「数学」ではなく「算数」なのです。
私は、(-)×(-)がなぜ(+)になるかを説明しました。
そのときの生徒の「わかった」という表情が今も忘れられません。

新中1生のみんなには、「算数」ではなく「数学」をしっかり学んでもらいたいものです。
そのためにも、まずは符号の理解をしっかりと深めましょう。

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