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数学力をつける夏の勉強法

2012-07-12
最近、中3生に、
「数学は今何をしたらよいでしょうか
という質問を立て続けに受けました。
人にもよるのですが、とにかくこれから夏休みの間までに絶対に力を高めてほしいのが、計算力です。
というのは、中3の9月以降になると、高校入試でメインとなる2乗に比例する関数や相似、三平方の定理を学ぶことになります。
その時、それぞれの内容もさることながら絶対に必要なのが計算力なのです。
しっかりとした計算力がついていなければ、これらの重要な分野をいくら理解できても結局答えを出す過程でミスをしてしまい、得点につながりません。
計算力の中でも特に必要となってくるのが、平方根の計算です。
そして平方根の計算に欠かせないのは、展開(乗法公式)の力です。
また、2次方程式を解く力も非常に大切となります。
そして2次方程式を解くのに欠かせないのが、因数分解の力です。
つまり、中3の1学期に行う内容である展開~2次方程式までは、入試問題を解くうえで非常に大切な分野となります。
展開~2次方程式までのうち、学校ですでに終わっているところまでの内容(例えば2次方程式の前まで終わっている場合は、展開・因数分解・平方根まで)を徹底的に身につけ、夏休みの間に、教科書レベルだけではなく更に入試問題レベルまで磨くことが志望校合格の可能性をグンと高めます
一方塾に通っており、すでに2次方程式だけでなく相似や三平方の定理まで終わっている場合は、徹底的に一行問題を行ってください。一行問題を行うことで計算力も同時に身に付きます。
どうしても関数や図形といった華々しい分野に目が行きがちになりますが、入試で一番差がつくところは、実は大問1の計算問題を含んだ小問集、いわゆる一行問題なのです。
一行問題の重要性については、過去のブログでも書いています。
また、運営しているホームページでも一行問題を取り扱っています。
塾技100 一行問題演習
高校入試数学 一行問題実戦演習
例えば、今年の都立西高校では数学の平均点が59.2点でした。
では一行問題(大問1)の占める割合は何点だったかというと、100点中30点です。
つまり、数学の平均点の半分以上を一行問題の得点が占めるのです!
しかもここはしっかり訓練さえすれば、必ず高得点が取れるのです。
仮にここで30点満点を取れば、あと残りの70点中40点位取れば余裕で合格できるのです。
これは西高校に限ったことではありません。
不思議なことに一行問題の重要性を訴え、その対策を徹底的にやっている先生はあまりいません(Z会の先生はやっている人が多い!)。
これから受験生にとっては受験の合否を左右する夏休みがやってきます。
ここをしっかりと乗り切り、志望校合格を勝ち取っていきましょう!

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